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カラサワファーム

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これまでの【農の匠】の「匠」は、“こだわり”だったり、“熟練”だったり、各々が身に付け、磨きあげ、築いてきたもの。とても人間的で土臭く、その人なりの個性がにじみ出るような完成型の「匠」でした。これからご紹介するのは、“実験”とか“挑戦”というコトバがよく似合う、未来志向で発展型の「匠」です。

“カラサワファーム”が始動し始めた頃、出来て間もないビニールハウスを訪ねてみると、純白のイチゴの花が咲いていました。質素で可憐な小さな花ですが、1ヶ月も経つとゴージャスな真っ赤な果実になることでしょう。ここ“カラサワファーム”は、こんなイチゴの花のようなまだ咲いたばかりのフレッシュなファーム。でも、責任者の井上隆太朗さんのお話をうかがうと、さほど遠くない将来、“カラサワファーム”の想いは大きく結実するのかもしれないという可能性を感じました。

その想いというのは、“新しい農業の仕組みをつくる実験場”というビジョンです。作物の栽培から流通まで 、農業にITとマーケティング理論を組み込んだ、新しい農業の流通システムをつくること。カット アンド トライで完成度を高め広めること。そして、先駆者として、地元はもとより日本の農業を活性化させること。こんな“カラサワファーム”の想いの蕾は、いま開いたばかりです。

「誰もやっていないことをやってみたい」。
新進気鋭のファームには、若いエネルギーがみなぎっています。

カラサワファーム

“カラサワファーム”の責任者、井上隆太朗さんは25歳のヤング・ファーマー。はじめての生産物としてイチゴを選びました。
というのも、井上さんは、東京にある大学の農学部を卒業後、日本農業経営大学校に入校。講義と演習とともに組み込まれた現地実習のカリキュラムで、長野県小諸市の“こもろ布引いちご園”を選び、イチゴ栽培のノウハウを身に付けました。
その後、施設園芸の本場であるオランダで1年間の研修留学を経験。イチゴ栽培技術に磨きをかけました。
帰国後、ここ“カラサワファーム”に入社。すぐに3連のビニールハウス建設に着手し、約2000本の苗を定植しました。

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井上さんに、「イチゴの栽培でのオランダと日本の違いは?」という質問をすると、「オランダは効率重視が徹底してますね」という答えでした。
「定植も、穴を開けて苗を入れて土を被せておしまい。日本の半分の時間で済みますね。収穫も採る人は歩合制なので、皆さん必至、だからスピードは速かったです」とのこと。「ま、日本はオランダほど規模は大きくないし、特にここは始めたばかりでとても小さい。なので、逆に手間暇かけて、高品質なイチゴをつくっていきたいと思います」とおっしゃっていました。

カラサワファーム

いま“カラサワファーム”で栽培しているイチゴは信州生まれの“信州ごちイチゴ®️”です 。 6,000通りもの交配を繰り返して生み出されました品種に、 カラサワファームにて【信州から「ごちそう」と言えるほどのイチゴを作ろう!】 という意味合いを込めて、“信州ごちイチゴ®️”と命名し、栽培しております。 品種の特徴は四季成り性で糖度が高くて味は濃く、果芯が赤いのが特徴。 味よし、見た目よしの“いちご”です。

カラサワファーム

この2品種は12月頃から収穫できる冬イチゴなので、当然、ビニールハウスであっても 暖房が必要です。
それに、二酸化炭素供給装置も欠かせません。
イチゴは光合成によって糖類をつくっています。光合成をするには、光エネルギーと水、そして空気中の二酸化炭素が必要です。
日照時間が短い終期は光エネ ルギーが少なくなり、イチゴはより多くの二酸化炭素を求めます。なので、適量の二酸化炭素を送り込むワケですが、供給量を適正にコントロールしなければなりません。
井上さんは、IoT(Internet of Things:モノのインターネット)を使って可視化して、二酸化炭素量・温度・湿度を24時間チェックしています。
井上さん曰く、「いまとなっては特別な技術ではありませんが、まずは“基本に忠実に”ということでIoTを使っています」。とのことでした。

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「今後、イチゴに関してどんなことにチャレンジしたいですか?」と、お聞きしたところ。「いま、完熟なのに白色や桃色の品種があるんですが、そんなイチゴもつくってみたいです。それと、“株売り”ですね。株式会社の株を売るワケではありませんよ。この列のこのイチゴは株ごと〇〇さんのイチゴ、赤くなったらイチゴ狩りに来てください。時間がなかったらお送りします。常に動画を配信していますので、採り頃はいつでもでこでも確認できますよ。という株売りシステムもやりたいです」。
「同じハウス内で、夏イチゴと冬イチゴを同時に育てて、季節によって交代させて、イチゴをフルシーズン楽しんでいただけ るようなアイディアもあります」。それから・・・・。井上さんのやりたいことは止まりません。

「とにかく、誰もやっていないことをやってみたいです」。斬新な発想、柔軟な対応力で“新しい農業の仕組みをつくる実験場”を目指す “カラサワファーム”。
これからのストーリーが楽しみです。“カラサワファーム”も井上さんも生まれは平成。これから、平成生まれの【農の匠】が続々と登場することを期待したいと思います。

ここが【匠】のポイント

「日本の農業は、どう変わるべきか?」
さまざまな角度から “新しい農業の仕組み” に挑んでいます。

カラサワファーム

高齢化が叫ばれて久しい日本の農業界。残念なことに、ここ長野県 東御市の農家も例外ではありません。ただ、自分なりの農業スタイルをつくって後を引き継ぐ次世代農家や、大きな夢をもって新規に就農する県内外の方々も少なくなく、すこしづつ若い力が芽生えているのも事実です。そんななか、「新しい農業の仕組みを創造して、農業をもっと盛り上げたい」というビジョンをもって動き始めたのが“カラサワファーム”。出来立てホヤホヤの農園ですが、いま着々と土台を固めています。

“カラサワファーム”の母体は、“農機具の販売・修理”と“インターネット事業”という全く違う業種を両立している“唐沢農機サービス”。農業とITをドッキングさせて、“農”に関して独自の道を進んでいるユニークな会社です。“カラサワファーム”は、“唐沢農機サービス”の農機部門とインターネット部門という、これまでの2点だったつながりのなか、3点目になることでサークルをつくり、その輪が円滑に回るための役割も果たします。農機部門から最新の農機具を調達し生産効率を上げ、買い替え時期には中古としてインターネット部門で運営している中古農機売買サイトで売却する。生産した農産物は、ショッピングサイトで販売するなど、各部門がサー クルでつながり、スムーズに回転する働きもしています。

「新しい“農”の仕組み」については、東信州の農業の「冬場に売る作物がない」という地元の悩 みにスポットを当て、手始めに“冬イチゴ”の栽培を開始し、インターネットを通して全国に販売網を構築する計画。成功例をつくり、地元農家への波及を図ろうとしています。販売ルートは国内だけでなく“輸出”という大きな視点で物流を考えていて、2017年10月には台湾へ東信州が誇る“シャインマスカット”を送り出す第1弾の輸出を実施。イチゴ輸出にもつなげようとしています。これも地域農業の活性化を見据えた施策の一環です。

また、“サラリーマン農業”という新しい農業のあり方の実験場にもなろうとしているのも“カラサワファーム”。いわゆる会社員に近い休日の設定や福利厚生を整備し、サラリーマンが会社に務めるような感覚で農業ができる環境をつくる計画も進んでいます。ここでは、新規就農を希望する方々が、土地や設備、農業機械といった基盤がなくても、“農”への高い志さえあれば、農業に従事することができるのです。“サラリーマン農業”は、農家の高齢化の悩みにも光を当てようとしています。後継者に恵まれず作物をつくることをしなくなった休耕地の拡大は、ここ東信州だけの問題ではありません。“カラサワファーム”が標榜しているのは、“助っ人ファーマー”という、農業作業員の派遣システム。社員が休耕地に赴き、地主さんがこれまでつくっていた農作物の栽培・管理・収穫を行います。もちろん、収穫物は“カラサワファーム”が買い取り、自社ルートで販売。地主さんの手足となって、衰退する日本の農業にすこしでも歯止めをかけようという試みです。いろいろな視点で“新しい農業の仕組みをつくる実験場”として機能し始めた“カラサワファーム”は、これまでにないニュータイプの【農の匠】なのかもしれません。

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生産者の【丹精】を畑から
お客様のもとへ【直送】する
初の取り組み

【産直】をうたって日本各地の物産を販売するウェブサイトはいくつもあります。
でもそのほとんどは生産者から消費者の手にわたるまでに、いくつかの過程を経る仕組みのうえに成り立っています。
畑から消費者の手元へ直送される本当の【直売】は、生産者自身が通販モールに出店するか、
自分の手で行うしかありません。ことに収穫の最盛期に注文に対応するのは大きな負担となります。
また、安全やおいしさのために手間ひまを惜しまず栽培してきた農産物が
むやみな価格競争にさらされるのは、生産者にとってやるせないことでもあります。
そこで、そうした負担や理不尽を解消し、本当に良い品だけを適正な価格で、
生産者の畑から消費者に直接届く仕組みをつくり、
地域の農業発展をサポートしたいという思いから立ち上げたのが【農家直売どっとこむ】です。